元利均等返済と元金均等返済のメリット・デメリット
▼元利均等返済のメリット
元利均等返済のメリットといえば、月々の返済金額が変動しないので、長期にわたる返済計画を容易に立てられる点です。さらに、当初の支払金額が元金均等返済よりも軽いため、住宅金融公庫(2007年4月から住宅金融支援機構)の定めるの定める収入基準。繰り上げ返済の利子軽減効果が大きいのは元利金等返済です。
▼元利均等返済のデメリット
元金均等方式と比較して、借入元金部分の支払いペースが遅いので、返済総額が多くなることです。
▼元金均等返済のメリット
元金均等返済のメリットといえば、元利均等返済とは異なり借入した金額(元金)が早く着実に減るということです。例えば、1000万円を年利2.7%で35年返済で借りた場合、元利金等返済では5年後でも908万円強の元金残高が残りますが、元金均等返済では約857万円になります。この時点ですでに約50万の違いがあります。どうしても早めに借金を場合返済したいや、返す余力のある場合は元金均等返済がよいでしょう。
ただ、元利金等返済であっても、支払期間を短くすれば元金残高を早く減らすことができます。前述の35年返済の例ですが、25年の元利金等返済なら5年後の元金の残高は約850万円となるので、毎月支払額は元金均等返済の当初の金額とあまり違いがありません。さらに、返済が終わるまでの返済総額も元利金等で短期に返すのとあまり違いがありません。
▼元金均等返済のデメリット
当初の支払いによる負担が大きいことです
このように、返済の特徴を十分に把握してから支払方法を選択しましょう。
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