入社後いきなり子会社に出向
★)これは私の友達の話です。また1つの企業の話なので、すべての企業に通じる話ではありません。
私が勤めていた企業は、よくテレビCMにも出てくる有名な企業です(以下A社とします)。
誰しもが、A社という「ブランド」に憧れて入社するのですが……
友人のBさんは、A社(というブランド)に憧れて、A社の就職試験を受けました。結果は見事合格!しかも、合格後、すぐに「本社勤務」といわれました。
「A社に働けるだけではなく、実家に近い本社勤務ができるとは!しかも本社勤務ってエリートでは??」
Bさんは、まさに夢のような気持ちになったそうです
ただ、本社勤務者は、数ヶ月、工場で働かなければなりません。
この数ヶ月の工場研修が曲者なんですよね。
一応、工場研修という名目になっているのですが、実質は、アルバイトですら嫌がる仕事を押し付けられて、こき使われるだけなんですよね……
やはりBさんも、こき使われました。
あまりに酷い仕打ちに、Bさんは、辞めたくなった日もありましたが、「いずれA社の本社に戻れるんだし……」と思って我慢して頑張っていました。
嫌な時は長く続きません。本社に戻れる日がきました。
Bさんは、ウキウキして本社に行ったのですが……
同じ本社組の同期達は、どこの部署にいくのか言い渡されていたのですが、Bさんだけが部長に会議室に呼びだしされました。
「何故、自分だけ呼び出されるのだろう??」
そう思って会議室に行ってみると……
部長から、いきなり「Bさん、子会社の××社に行ってくれないか?」と予測もしなかった言葉が。
「でも、私はA社ということで入社したんですよね??」とBさんが言っても、部長は、「本社の人手は足りているんだ。だから××社に出向してくれないかな?もちろん、給料、福利関係はA社待遇にするから……」と何度も何度も言ってきます。
「でも……」
始めはBさんは断わっていましたが、何度も説得をされて……
新人であるBさんが断われるわけもなく、出向を承諾することに。
そして、数年後、A社待遇も取られて、子会社の××社待遇に……
というより、転籍になったのですが……
「A社」という名前に惹かれて就職したのに……Bさんは悔しかったそうです。
こういうこともあるんですよね。